cーnetJapanの報道「「Win 95の感動をもう一度」--MS、Windows Vista発売に向け一大キャンペーン展開へ」へのコメント:

 大学入学当時、95どころか3.1だった。バブルがはじけ本格的な不況に突入した90年代半ば。
 いい大学さえ出てれば安泰、と教え込まれて状況した私が見たものは、就職活動に苦戦を強いられる先輩たちの姿だった。

 え、まだ競争が続くの?その衝撃はいまだ忘れられない。

 悲観的な私は「景気がもっと悪くなれば就職できないかも。派遣で働けるようになっとこう」と、パソコン教室に通い始めた。
 アクセス、エクセルをマスターし、なつかしのワープロ検定、英文タイプも習得していったのだが、周囲は「パソコン?何でそんなもの習うの」という冷ややか。
 16mbのデスクトップが30万円近くした時代である。

 windows95が発売されたのは、スクール卒業間近。あの熱狂ぶりを説明する必要もないだろう。
 通っていたスクールの授業料も、ブームにおされて1,5倍に跳ね上がった。

 就職の面接で「ブラインドタッチできます」と言ったら、一様に驚かれた97年。派遣狙いで得たスキルが、履歴書に燦然と輝く。

 その会社が、採用試験の申し込みは今やネットでしか受け付けていない。
 私も最近、キーボードばかり打っていて、字が自分で分かるほど下手になった。書けない漢字が増えた。

 この10年で、世の中は激変した。「感動をもう一度」。掛け声は簡単だが、もう一度あのレベルの波を起こすのはしばらく無理だと思う。

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