以前のように狂ってはないけど、私は根っからのギャンブラー。パチスロも一時はまって、実は渋谷のマルハンタワーには就職活動で行ったのさ。リクルートスーツ着て。面接の帰りにしっかりスロット台に座り、カモになって帰宅した。

 パチ屋の面接、というか説明会はなかなか楽しい。
 これがメーカーや商社だと、ビッグネームに惚れただけで、その企業の製品を使ってなかったりとかざらにいる。
 しかし、パチ屋を受ける学生はみなパチ狂。質問がふるっているのだ。

 学生「目押し(スロットで絵柄をぴたりと止めること)が苦手なのですが、ホールで働くとお客に頼まれたりしますよね。それが不安なのです」
 採用担当「大丈夫です。毎日働いていたらスイカ(絵柄)の種まで見えるようになります」。

 ギャンブルで食っている人には、人としてはダメ部類に属する人が多い。たとえ、夢を与える側の騎手であっても。しかし、一介の厩務員や調教関係者が書いた(無論、編集が施されているだろうが)裏話がこんなにも面白い、ということは凡人を惹きつける力があるんだよな。
 芸能人の暴露本などは、暴露されているのが誰か特定できないと面白く読めないが、この本は半分以上がイニシャルでその主が分からなくても、退屈しない。

 文章力より素材。の典型だ。

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