04月02日付 日経BizTechの報道「20〜30代で急増する「社内うつ」:ITベンチャーは“危険な職場”」へのコメント:

 うちはベンチャーでも何でもない、創業130年の会社だが、病人の巣窟。
 1000人足らずの組織で、1年間に3人の在職死亡。
 うち2人は入院して2週間足らずで亡くなった。

 比較的勤務の緩やかな部署には、体調に問題のある人が集まり、「サナトリアム」と呼ばれる。

 かくいう私も、鬱病経験者。
 「最近、鬱気味で・・・」というレベルでは済まず、5年前の今頃、県外の精神科に入院。同時に神経衰弱、過剰適応という病名もいただき、睡眠薬を飲んでも飲んでも目が覚め、最期は注射という過酷な体験をした。

 眠れないのに起きることが苦痛。朝になると、眠れぬ夜が怖い。夜になると、また明日から苦しい一日が始まると苦痛。

 自分でも、よくここまで戻ってきたと思う。
 あの、「理由もないのに、生きることが苦しい」体験を経たおかげで、理由のある困難に対しては、驚くほど耐性がついた。

 仕事の不満は言うに及ばず、未婚の母という立場から来る厳しさも、原因がわかっている限り、対処可能なのだから。

 問題は、人の痛みに厳しくなったことだな。
 人間関係その他で悩む人を見て、どうしても「甘い」と渇を入れたくなってしまう。以前は自分だって、負荷に弱い人間だった、その事実をもう一度思い出さなくては。
 

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