女31歳。成長したわと思ったら、単なる老化だったり、曲がり角に猛スピードで突っ込んでいる感あり。
 それに比べると、早送りじゃないか、というスピードで発達を続ける息子。
 例えば、いつの間にか平仮名を覚えてた。
 初めてブリーフをはかせたら、一瞬にして前の窓は○んこ(亀)を出し入れする部分だと理解した。

 息子が生まれて2年8ヶ月。最も感動した瞬間、それは彼が6ヶ月前後の頃、お尻を掻いているのを見た時だ。

 たぶん、それまでだって「かゆい」感覚は持っていたはずだ。けど、どうすれば解消するかは解らず、泣くだけだったんだと思う。
 その日、彼は「掻く」ことで自分の体に生じた不快さを取り除けると知ったのだ。

 どうやって掻く技術を学んだのだろうか。たまたま手が当たった?かゆい部分を触っているうちに、力が入って、そしたら気持ちよかった?
 肩が凝る→揉む
 暇つぶし→鼻をほじる
 うんこ→嗅いで臭いと感じる

 そう、私たちが何気なくやっている全てのことは、学習によって身に着けたことなのだよな。

 今日、息子は「おママ、頭がかゆいの」と、頭部を私の方に突き出してきた。人の手でも、かゆみは解消できることを、いつの間にか学んでいる。
 昨日は、満開の桜を指差し、「お花、かわいいね」と言った。花は愛でるもの、ということだって、ごくごく最近、誰かによって教えられた概念に違いない。

 勿論、彼のリンク付けはまだ作業途上であって、
 
服にプリントされた英語=かっこいい
ジーパンやバッグなどがおそろい=乾杯(どうも、大人がグラスで乾杯しているのを見て、同じものをぶつけ合うことを乾杯と解釈したようだ)。

 など、いくつかのバグも見受けられるが。

 うんこが汚くて、トイレでして流すもの。ということだって、教育により得た概念だ。もし、私がそのリンク付けができていなかったら、昨日、裸足で踏んでも靴下を脱ぐことなく、ご機嫌ななままでいられただろう。

 人間が人間になるためには、人間が必要なんだよな。無数の人間が、1人の人間を仕立て上げている。息子を見るにつけ、実感する。 

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