04月15日付 日刊スポーツの報道「森昌子、自伝エッセー「明日へ」15日発売」へのコメント:
エッセー=離婚した芸能人の堅実かつお手軽な収入手段となっている。その中、葉月リオナにめちゃくちゃにされながら、沈黙を守る手塚サトミは割りと偉い。
実は、私の勤めている媒体で、2005年の年明けから10日ほど、森進一の連載をしていた。その名も「幸せの道標」。幼い頃、貧乏にあえぎながら家族の絆を深め、そして社会的な成功を得た森進一が、今度は自分の家族とともに幸せを探すというストーリーだったか。
彼がたしか60歳くらいだったので、森進一を通して日本の戦後60年を辿ろうという試みでもあった。
私は当時、育児休業から職場に復帰してしばらく経った頃。未婚で子を産み、父親も明らかにしていない。好奇と同情の目は痛いほど感じていたが、そう悪い生活でもなかった。
「家族の絆」に対する価値観を語る森進一はともかく、それを麗賛するだけの我が媒体の連載に、正直「逆に時流を把握していないのでは」と感じていた。
森昌子入院騒動を経て離婚したのは、それから1年後くらいか。その部の森進一熱はあれ?というくらい消えてしまい、連載もなかったことになってしまった。
違うやろ。こういう時こそ検証するべきやろ。
連載をしていた頃、森進一の家庭はすでに方向感を失っていたはず、それを必死に隠し、幸せな自分たちを提供していたのだ。
時代の真実はそこにむしろあるはずなのに。
エッセー=離婚した芸能人の堅実かつお手軽な収入手段となっている。その中、葉月リオナにめちゃくちゃにされながら、沈黙を守る手塚サトミは割りと偉い。
実は、私の勤めている媒体で、2005年の年明けから10日ほど、森進一の連載をしていた。その名も「幸せの道標」。幼い頃、貧乏にあえぎながら家族の絆を深め、そして社会的な成功を得た森進一が、今度は自分の家族とともに幸せを探すというストーリーだったか。
彼がたしか60歳くらいだったので、森進一を通して日本の戦後60年を辿ろうという試みでもあった。
私は当時、育児休業から職場に復帰してしばらく経った頃。未婚で子を産み、父親も明らかにしていない。好奇と同情の目は痛いほど感じていたが、そう悪い生活でもなかった。
「家族の絆」に対する価値観を語る森進一はともかく、それを麗賛するだけの我が媒体の連載に、正直「逆に時流を把握していないのでは」と感じていた。
森昌子入院騒動を経て離婚したのは、それから1年後くらいか。その部の森進一熱はあれ?というくらい消えてしまい、連載もなかったことになってしまった。
違うやろ。こういう時こそ検証するべきやろ。
連載をしていた頃、森進一の家庭はすでに方向感を失っていたはず、それを必死に隠し、幸せな自分たちを提供していたのだ。
時代の真実はそこにむしろあるはずなのに。
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