mixiから再掲。

 黄金連休期間、知り合いの離婚話に3度遭遇。
 
其の一 知らぬ間に、旦那が離婚の崖っぷちに立って叫んでいる。俺たちは別れるんだ〜〜〜〜〜。もう、お前を女と見れないんだぁあああ。
 彼女は確かに楽天的だが鈍いわけでもない。一人心の中で、後戻りできないところまで突っ走って、どうした旦那。それじゃあ何の契約も交わしていないカップルと一緒じゃないか。

 其の二 遊びに来た友人が「○○ちゃん離婚したのよ。2年くらい別居して。あんなにお互い好きだったのに。信じられない」。

其の三 単身赴任をしていた夫婦が、異動で3年ぶりに同じ勤務地に。久しぶりに親子3人で暮らせるのね、と思いきや、旦那はしばらく住所を移さず遠距離通勤するらしい。会社の計らいは遅きに失したようだ。

 経験がないので断言できないが、結婚は、恋愛感情がしぼんでからが正念場なのかなあ。うちのマイミクの、特に男性陣は、奥さんを女性として大事にしている人が多いから何とも言えないけど。

 事象を何でも例え話にする癖がある私。結婚を電車に見立てたことがある。
 私たちはホームに立っていて、電車が進入してくる。が、結婚電車は減速するけど完全には止まらないのだ。
 これが乗り頃、と少し助走をつけて乗車するか、次の電車を待つか。
 ホームに時刻表はない。次の電車がいつ来るか、もしくはそれが終電かは、その一本を見送ってみないと分からない。たくさん見送れば、見る目も養われるが、最も乗りやすい電車も逃しているかもしれない・・・。

 そんなところかな。私は、「目的地までは地続きなんだから、歩いた方が確実かもしれない」とホームを降りた人間である。だけどまた駅に遭遇すれば、切符を買うかもしれない。

 3組の夫婦のように、「これだ」と思って乗ったものの、目的地が違っていたり、鈍行のつもりが快速だったり、はたまた乗車時点からドアが閉まる際に服の一部が挟まっちゃったり、色々な理由で「やっぱ違う。降りなければ」という人も、昔よりは増えてくるのだろう。今の電車に不満がなくても、「やっぱ、ホームに戻って、もっと乗り心地のいいのを待ちたい」と言い出す人も、いるかもしれない。

 降りたくなっても、電車は止まってくれない。むしろ乗るときより速度は増していて、飛び降りるのはなかなか大変だ。
 どうか周囲の景色をよく見て、柔らかい地面が見えるまでは辛抱してほしい。或いは飛び降りる前に、座る場所を変えてみたり、時刻表を組みなおしてみたり、まだまだできそうなことを探してみてほしい。

 レール脇を草をかきわけ、砂利をどけながら歩いている人間からの、ささやかなお願いだ。

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